『苦しまないと、死ねない国『欧米に寝たきり老人はいない』』(わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる),
本書では国民一人ひとりが考え、行動することが必要だと訴える。具体的には、「生命維持治療のための医師指示書(Physician Orders for Life-Sustaining Treatment/POLST)」を作成することを提案する。
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実は、厚生労働省は2007年に「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」を作成し、終末期医療について医師指示書を支援する制度が開始された。だが、「高齢者は早く死ねばよいのか」「自己決定の名の下に治療中止を迫られる恐れがある」などマスコミの猛反発を受け、制度開始から3ヶ月で凍結されたという。
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この課題は、『医師の一分』(里見清一)にもつながる[レビュー]。
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こちらの方はシンプルに、命の値段を教えてくれる。一人一年、一千百万円、これが命の値段だ。根拠はWHOによる。