自閉症と予防接種にまつわる迷信』(ナショナルジオグラフィック),

すべての間違いの始まりは、アンドリュー・ウェイクフィールド医師を主要執筆者とする13人の研究者が、1998年に医学雑誌「Lancet」で発表した論文だった。自閉症の原因を、幼児期に受ける一般的な予防接種に求めた研究結果は結局、ねつ造と判明。同氏は2010年にイギリス政府から医師免許を剥奪されている。
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また子どもの発症リスクは、父親の年齢に比例するとの研究結果も発表されている。この病気の認知度が高まり、定義が広がったことも、症例の増加要因になっていると考えられる。
原因究明のためには、今後も調査・研究を重ねる必要がある。しかしワクチンとの関連性は既に調査し尽くされており、今さら議論を蒸し返しても誰のためにもならない。