『2014年、チョコレートの危機が訪れる』(WIRED.jp),
危機の主要な原因は、10年から11年にコートジボワールで起きた内戦にある。その影響は、世界のサステイナブルな在庫の総計の40%を生み出している地域のカカオ産業を麻痺させてしまった。
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第2の要因には、需要と供給のダイナミズムが関係している。11年11月、世界のチョコレート製品の売り上げは、初めて1,000億ドルを超えた。カカオの消費は常に増加していて、すぐに世界の生産能力を超えて貯蔵を消費し尽くすだろう。
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カカオの生産を促進して、需要を満たすことのできるようにする唯一の方法は、研究と発展に資金を投資して、最良の栽培方法を普及させ、利害に関心をもつ労働者を育成していくとだ。これによって植物をしっかり保護して、長期にわたって減少していくのではなく増加していくようなかたちで利益を生み出すようにする。