『ヒッグス粒子は何の役に立つのか?:普通の人々の疑問に答えてみる』(WIRED.jp),
まずは呼び方だ。「神の粒子」と呼ぶのは時代遅れだ。また、個人的には「ヒッグス・パーティクル」とは言いたくない(間違いというわけではないが)。「ヒッグス・ボソン(Boson)」や「ヒッグス場」のほうがいい。
「何の役に立つんだ?」というのは、学生が持ちやすい疑問だろう。それは、科学について論じるよい機会になる。手っ取り早くいえば、ヒッグス粒子は何の役にも立たない。
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ヒッグス粒子に基づいた技術は登場するのだろうか? おそらくはそうなるだろう。しかし探求の理由はそれではない(技術が登場するとしても、それは遠い未来の話だ)。