『「マイナーなソフトウェアは攻撃されない」という誤解』(Computerworld),
さて、企業の中で稼働しているシステムというと、OA、勘定系、基幹系——さまざまなものがありますが、工場やプラント、ビル、送電網などの各種設備、装置を制御する産業システムという分野があります。そして、そこでよく使われている制御用ソフトウェアが「SCADA(スキャダ)」です。
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これまでのウイルスは「絨毯(じゅうたん)爆撃」的な攻撃方法をとっており、とにかく数をさばくことが重要だったので、マイナーな存在である制御用システムが攻撃対象になることはほとんどありませんでした。しかし標的型攻撃になると、使用しているソフトウェアのシェアは関係なく狙われるのです。