『「iPadは使いにくい」:米のUI専門家が批判』(Wired Vision Japan),
デザイナーたちはこの25年間にわたって、MacやWindowsなどのデスクトップ・ベースのプラットフォームのインターフェースを設計するためのガイドラインを確立し、それを改良してきた。こうしたガイドラインの多くは、スクロールバーやラジオ・ボタンといったUIコントロール・ボタンや機能という形で、OSに組み込まれた。だが、ほとんどボタンのないマルチタッチのiPadの登場で、米Apple社は新たな野獣を解き放ったのだ。
問題の原因は、Apple社がiPadの標準を確定できていないことだ。
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レポートのまとめで、Nielsen博士は写真に触れたときのアプリの動きを列挙している。何も起こらない、写真が拡大される、写真の追加情報が表示される、画像がめくられて他の写真が表示される、操作オプションがポップアップ表示されるという5通りだったという。
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Nielsen博士は、今回のレポートを発表したのは、標準を作成するために開発者たちが議論できるようにするためだと強調した。「いまこのレポートを発表したのは、あと数カ月も使いにくいアプリが出続けるという事態を避けるためだ」と同氏は言う。