「思考停止するビジネス書」と「問いかけるビジネス書」』(NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室),

「自己啓発」「大人の学び」「人材育成」に関するビジネス書が巷にあふれています。しかし、仮に、それらの本が「思考停止するビジネス書」であるのだとしたら、それは「論理矛盾」です。
本の中で、「大人に学べ」「大人に自分の頭で考えろ」と主張しつつ、反面、人々に「思考停止をせまる」からです。

これは本だけに言えることではありません。「講演」にだって、「セミナー」にだって、「ケーススタディ」にだって、いえることです。

答えは、「本」や「講演」そのものには、ありません。
答えは、いつだって、あなたの「思考」の中にあるのです。
(実用|専門)書の場合,それを読んで(同じ|関連する)分野の別の本1を読みたくなるのが良書で,同じ著者の別の本を読みたくなる場合には警戒心を持つ必要があるように思う.どっちでも無い本というのが,ほとんどだけど…


  1. 科学的なテーマの場合,その分野の専門家がその人しかいないということはないので,同じ分野の別の本を探したときに,同じ著者の本しか存在しないことはほとんどない. ↩︎