「仕事の速い人」はなぜすぐ腹を立てるのか』(プレジデントロイター),

アリゾナ州立大学でとても興味深い心理実験が行われた。きちんとした生活習慣を好む傾向や、あいまいで、結果がどうなるのかわからない状態を嫌う傾向を、人がどれくらいもっているかを測定するPNSという心理テストがある。PNSのスコアが高い人ほど、その傾向が大きい。
なぜPNSが高いと、早く課題をやり遂げようとするのだろうか。アリゾナ州立大学の研究者は、「結果がどうなるのかわからない状態を嫌う」学生は、急いで決着をつけたがるから、早く課題をやり遂げたがるのではないかと考えている。
先に紹介したPNSのスコアが高い人は、ステレオタイプな理解をしやすいという傾向がみられ、かつ、神経過敏な傾向もある。つまり仕事の速い人(もちろん仕事の速い人全員ではないが)は、ステレオタイプな思考をしやすく、ちょっとしたことでいらいらしやすくなる、ということになる。
(自称)仕事の速い人の中には,本人は仕事が終わったと思っているけど,他人から見ると仕事が終わっていないという「自分に甘くて他人に厳しい」だけという人がいるけど…