『ウェブはバカと暇人のもの — 現場からのネット敗北宣言』(中川 淳一郎. 光文社, 2009)の適当なまとめ12.
- (現在の)ネットのヘビーユーザーの多くはバカと暇人である.
- ネットのヘビーユーザーであるバカと暇人は(色々と文句を言いながらも)実はテレビが好きなのである.事実,ネットで注目が集まるニュースやブログ・SNSの記事のネタ元の多くは結局のところテレビである.
- アクセスされないウェブ・(サイト|サービス)には意味がない.つまり,PVが重要である.
- 自社(サイト|サービス)のPVを増やしたければ,自社の(サイト|サービス)で提供する情報はテレビ番組と同じくらいバカや暇人向けでなければならない.
- しかしながら,PVが増えたとしても(ネット|テレビ)のヘビーユーザーであるバカと暇人のほとんどは貧乏なので,商売としてのうまみは薄い.売れるのは安いものばかりでネットで高価なものを売るのは難しい.
- ついでに言えばネットで人生は変わらない.ネットで注目されて実世界で成功したという人はネットが無くても成功できるくらいの実力を持っている.
- 結論: ネットを商売や人生に活かすのは(もう)難しい.あまり期待するな.
まあ,ユーザが増えるというのは,そのようなことなのでしょう…