不要な本を古本屋に持って行ったら,映画版の"ぼくんち"(アスミック, 2003)のDVDを売っていたので買ってきて観てみた.以下,ネタばれあり.
- 原作とは異なり,二太が神子(姉ちゃん)の子供ということになっている.
- 一太が町を出て行く前に,3人で家(ぼくんち)を燃やしてしまうエピソードがない.このエピソードが無いとタイトルの意味が薄れる.
- 神子に「親戚に貰われていきなさい」と言われた二太が映画では「嫌だ」と言って駄々をこねる.原作では二太が神子の言葉を(表面的には)素直に受け入れて貰われて行くから,最後の「こうゆう時は笑うんや」が活きるのに…
など,原作とは異なる脚本のせいで駄作になってしまったようだ…