朝,テレビをつけたらNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の放送予告をやっていた. きちんと見ていたわけでは無いのだが「ある絵本作家が子供の発想で創作している.(以下,略)」という話のようだ. これを見て,昨日,駅でふと浮かんだ疑問を思い出した.
その疑問は「『子供の発想は自由で良い』と言う人がいるが,本当にそんなに自由なのか?」というもの.
駅には近所の幼稚園児が描いた数十枚の絵が展示されていた. その絵をざっと観察すると,思ったよりもバリエーションが少なく,素人目には同じような絵1が何枚もあった. もちろん,絵のテーマは決められていたのだろうし,他人の真似をする子供もいるのだろうが,本当に子供の発想が自由であるのなら,それぞれもっと異なった絵になるのではないだろうか?
「発想を形にするだけの技術が無くて結果的に同じような絵になってしまう」という説明もあるのだろうが「子供同士の発想はけっこう似通っている.つまり,子供の発想は自由なんかではなく,そのような発想しかできないのだ.もちろん大人とは違うけど」と考えるほうが良いのではないだろうか…
私の絵画に関する知識はかなり低いので,専門家が見れば,それぞれ個性的なのかも知れないけど… ↩︎