優秀なナースがいるとシステムがなかなか改善されないという話』(Life is Beautiful),

「Why hospitals don't learn from failures(なぜ病院は失敗から学ばないのか)」という論文を読んでなるほどと思う部分があったので、ここにメモ代わりに書いておく。
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病院の経営陣が、そんなナースたちの「問題解決能力」に大幅に頼って病院の運営を続けているために、いつまでたってもシステムそのものの改善が出来ない、というのがこの論文の要旨である。論文は病院を題材にしているが、筆者が伝えたいのは、この手のことは病院に限らずいろんな職場で起こっているという点である。

最近流行の各種偽装問題も現場で問題を解決することが良いことであるという考えが原因であるような気がする. トヨタ式の「カイゼン」についても「現場で問題をすべて解決し上司を煩わせない1こと」と誤解している人が多数いるような…


  1. だから,報告は「問題がありましたが現場が頑張って解決しました.今後も頑張るので大丈夫です」といったものにしかならない. ↩︎