Michelin Guide 東京 2008』(日本ミシュランタイヤ, 2007)が発売されて「あの店が載っていない」,「あの料理が無い」などの疑問が出ているようだが,『ミシュランガイドブックの紹介』の『「星」が生まれるまで』には,

実際に、ミシュランガイドの星は、(1)素材の鮮度と品質(2)調理技術の高さと味付けの完成度(3)オリジナリティ(4)コストパフォーマンス(5)常にクオリティを保つ料理全体の一貫性という5つのポイントについて評価されています。 お気づきのように、これは料理のカテゴリーやお店の雰囲気ではなく、あくまで皿の上に盛られたもの、つまり料理そのもののみの評価なのです。

という評価ポイントが示されている. つまり,鍋や焼肉のように客が調理・味付けするような料理がメイン1の店,いくら美味くても価格が高い店2,雰囲気だけが良い店などは,評価が低くなる傾向があると思われる. まあ,Michelin Guideよりも『恨ミシュラン』(西原 理恵子・神足 裕司. 朝日新聞社, 1997)のほうが役にたつんじゃないかと思うけど…


  1. これは,基準(2), (5)のポイントが低いだろう.いずれにしろ,この手の料理(寿司,そば,ラーメンも含む)は,(自宅|外出先)の近所だから食べに行くようなものだから,わざわざ地方から東京に行って食べるようなものではないけど… ↩︎

  2. 「価格が高い」の基準は揺れるだろうけど… ↩︎