FreeBSDでDVcamのデータを扱う方法を調べたので,メモしておく.
- FireWire(IEEE1394)端子に繋いだDVcamからデータを取り込むためには,fwcontrol(8)を用いる1.
- このデータは,libdv2に含まれるplaydvコマンドで再生できる.
- 取り込んだDVデータをDVD-VIDEO形式に変換し,DVDプレイヤで再生可能とするためには,libdvなど映像と音声の変換に必要なライブラリをリンクしたtranscode3コマンドなどを使用する.
- 実際のDVからDVD-VIDEO形式のDVDの作成は,transcodeの説明にあるように,
- transcodeコマンドで映像・音声ファイルをMPEG2/MP2などDVDプレイヤで再生可能なフォーマットに変換する.
- mjpegtools4に含まれるmplexコマンドを用いてVOBフォーマットに変換する.
- dvdauthor5コマンドを用いて,DVDファイル・システムを作成する.
- cdrecords6に含まれるmkisofsコマンドを用いて,DVDファイル・システムをISOイメージに変換する.
- dvd+rw-tools7に含まれるgrowisofsコマンドを用いて,ISOイメージをDVDに焼く.
# fwcontrol -R filename (停止はCtrl-C)
でデータを取り込むことができる.ただし,DVのstreamをそのまま読み込むので,データ量は1秒当たり約4MB.60分のデータの場合12GB程度の空き容量が必要となる.
fwcontrolのデータ取り込みオプション(-R)はFreeBSD5.1で追加され,4.8にMFCされた. ↩︎