ATOK 2005“の新機能として,

確定された文脈を解析して正しく変換!
【動詞に対する文脈処理】
確定された前文の文脈を解析して、同音異義語でも正しく変換し分けるので、入力作業がスピーディに行えます。

というものがあり,前文の文脈は考慮するようになったらしい.

ここで,「紹介されている例文」の

このお皿は、有名な陶芸作家の作品です。丁寧に拭いてください。

なら「ふいて」は「拭いて」で良いけど,

このレンズは傷つきやすい.丁寧に「ふいて」ください.

の場合には「ふいて」はどう変換されるのだろう. 「レンズ」は布(のようなもの)で「拭く」ことも,ブロワーで「吹く」こともできるので,前文の名詞「レンズ」の情報は利用できない1.そこまではやらない2ということかな…


  1. ブロワーで「吹く」場合には「丁寧に」とは(たぶん)言わないけど,例文にもあるようにフルートなら「丁寧に吹く」ことができるわけで… ↩︎

  2. 学習結果などに依存して変換されてこの機能は使われないとか. ↩︎