査読なし論文(?)

『「原発事故でチョウに異常」という論文は、壮大な「釣り」ではないのか?』(生命科学の明日はどっちだ),しかし、最近増えてきた新しいスタイルの雑誌、今回の論文の掲載誌であるscientific reportなどは、「実験手技などに問題がなければ基本的に掲載。評価は出版された後でやってくれ」というスタンスである。このスタイル自体に関しては、特に問題があるわけではない。(現在の査読のやり方も大きな矛盾を抱えている)ただ、「評価がなされていない論文が出版される」という事実を、マスコミを含む一般社会が、正しく知らないと、非常に危険な事が起きる可能性があるだろう。

April 7, 2013 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>