Books

図書館に行って, 『語と語彙』(沖森 卓也[編著]. 木村 一・鈴木 功眞・吉田 光浩. 朝倉書店, 2012) 『枝分かれ — 自然が創り出す美しいパターン』(Ball, Philip. 桃井 緑美子[訳]. 早川書房, 2012) 『地球最後の日のための種子』(Dworkin, Susan. 中里 京子[訳]. 文藝春秋, 2010) 『私のとなりのロボットなヒト — 理系女子がロボット系男子に聞く』(瀬戸 文美・千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)[編著]. 近代科学社, 2012) を借りてきた…

July 6, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

Hamilton's Rule

『ハチは社会を作ると各個体が得をすることが明らかに、協力の大きな利益で社会が維持される』(GIGAZINE),この時メスの働きバチは自分の子を産まず、母である女王バチの産んだ子を育てて生涯を終えますが、なぜ子を残せないメスが大半を占めるにも関わらずハチが自然選択により進化できたのか、ということは長年のあいだ未解明問題として残されていました。 この疑問に対してハミルトンは、社会を作ると自分で子を産まなくても母親である女王の残す子どもの数が増え、母親経由で弟妹に伝わる働きバチの遺伝子量が増えるからだという理論的な説明(ハミルトン則)を与えていましたが、これが実際のハチやアリで検証されたことはありませんでした。 北海道大学農学院・博士課程2年の八木議大さんと北海道大学大学院農学研究院の長谷川英祐准教授の研究論文「社会性と単独性が共存するハナバチが,ハミルトン則の決定的な証拠を与える」によると、ごく一部のメスが単独で巣作りを行うというシオカワコハナバチを利用してハミルトン則の検証を行った、とのこと。これまで検証されていなかったこと自体が驚きだ…

July 5, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

Higgs Boson

『新粒子発見、ヒッグス粒子か CERN』(AFPBB News),欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear Research、CERN)は4日、「神の粒子」と呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)とみられる新たな粒子を発見したと発表した。 (snip) CERNでは、今回発見された粒子がヒッグス粒子であるかどうかを確認するためにはさらに詳細なデータが必要としている。

July 4, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

Pseudoscience

『EM菌「効果疑問」検証せぬまま授業』(朝日新聞),県東青地域県民局は2004年から、管内の希望校にEM菌を無償で提供し、実践を支援している。提供開始にあたり、県はEM菌による浄化活動が行われている川で1年間、水質を調査。だが、顕著な改善は確認されなかったという。 (snip) 水質浄化の効果についても、否定する報告が多い。 岡山県環境保健センターは1997年度、EM菌は水質浄化に「良好な影響を与えない」と報告。実験用の浄化槽にEM菌を加えて600日間観察したが、EM菌のない浄化槽と同じ能力だった。広島県も03年、同様の報告をしている。 (snip) 長島雅裕・長崎大教育学部准教授は「疑わしい事柄を真実と教えれば将来、生徒が疑うべきものを疑えなくなる恐れがある。本来は多様な対策が必要な環境問題を、EM菌だけで対処可能と思わせることも、思考停止につながりかねない」と話した。

July 3, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

閏秒で障害

『「うるう秒」障害がネットで頻発』(WIRED.jp),そしてウェブから寄せられている報告によると、Linuxオペレーティングシステムや、Javaアプリケーションプラットフォームなど、インターネットの基盤をなすソフトウェアプラットフォームの一部が、この追加された1秒に対応できなかったという。 多くのコンピューティングシステムはネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)を使って国際原子時と同期しているが、今回一部のコンピューティングシステムは、1秒が追加された場合の対処に失敗したのだ。

July 2, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>