日本メダカ
『1種だけの日本メダカ、実は2種存在する』(SciencePortal),日本に生息するメダカは、19世紀半ばにドイツ人の医師・博物学者、シーボルト(1796-1866年)が海外に紹介して以来、「オリジアス・ラティペス」という学名の1種だけとされていた。1980年代には酒泉満・新潟大学教授が分子遺伝学的な解析を行い、日本のメダカが、青森県から京都府の日本海側に分布する「北日本集団」と、それ以外の地域に分布する「南日本集団」に大別したが、形態的な特徴からの分類学的な検証はされていなかった。