ヒト属の新種?
『中国で発見の化石、未知の人類か』(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト),今回の研究は主に、中国雲南省の馬鹿洞(Maludong)で見つかった少なくとも3人分の骨の分析結果に基づいている。この化石は1989年に発掘されたが、これまで分析されていなかったものだ。 (snip) 一見すると原始的な特徴を備えているにもかかわらず、放射性炭素年代測定法を用いて化石の年代を調べたところ、この“馬鹿洞人”はわずか1万4500〜1500年前に存在した可能性が示唆されたという。ネアンデルタール人など、他のヒト属の種はすべて絶滅したと考えられている時代だ。 (snip) 研究チームは今のところ、自分たちの発見を“ヒト属の新種”と呼ぶことに慎重な姿勢を見せている。