Fourier変換を10倍速くするアルゴリズム

『フーリエ変換を10倍速くする新アルゴリズムをMITの研究者たちが開発–携帯でHDビデオも可能?』(TechCrunch Japan),1965年に確立した、デジタルの、つまり“離散的な”フーリエ変換は、効率がそれほど良くない。そして研究者たちは、8×8(==64)の数値ブロックのうち、57は無視できる、無視しても画像の質に悪影響は現れないことを見つけた。 ただしそれは、単純に要らないものを捨てるという話ではなく、その新しいテクニックは元の信号を複数の小さな信号に分解する方法を変えることによって、重要な信号とそうでない信号を容易に選り分けられるようにしている。そして信号を構成するビット数を削減して、必要な部分だけ残すのだ。 (snip) 研究論文を書いたのは、MITコンピュータ科学人工知能研究所(MIT CSAIL)のDina KatabiとPiotr Indyk、そして彼らの学生のEric PrinceとHaitham Hassaniehだ。まだ一般公開はされていないが、ここで読むことができる。

January 20, 2012 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>