MS Officeのライセンス料金
『タブレットからのMicrosoft Office利用に必要なライセンス料金は?』(TechTargetジャパン),タブレット端末を使い、社内のサーバやクライアントPCで稼働するOfficeをリモートアクセスで利用するのは技術的には簡単だ。だがそれは合法だろうか。多くの場合、答えはノーである。 (snip) 社内のOfficeをタブレット端末で使用するためにMicrosoftに支払うべきライセンス料金は、タブレット端末自体のコストよりも恐らく高価になるだろう。例えば、iPadユーザーがVMやリモートデスクトップセッションにアクセスしてOfficeをフル活用する場合、Microsoftに支払うライセンス料金は最高で1000ドルになる。加えて年間200ドル前後のサブスクリプション料金も掛かる(ただし、ボリュームディスカウントによりコストを30%ほど抑えられる場合がある)。 (snip) 公平のために指摘すると、通常のWindows PCであっても、Officeにリモートアクセスするために必要なライセンス料金はタブレット端末の場合とほとんど変わらない。ただしIT管理者や企業の経営陣が留意すべきは、従業員がiPadなどのタブレット端末をIT部門に知らせずに業務利用していたり、個人所有の端末から企業所有のソフトウェアへのアクセスに関するポリシーを企業が用意していない場合だ。こうした企業は、いずれ膨大なソフトウェア料金を支払う羽目に陥りかねない。