中古車市場
『「津波で流され、中古車市場は活況」のウソ』(プレジデントロイター),30万台中古車市場が厳しい。2010年の国内販売台数は、前年比2.8%減の393万3176台で、ここ10年ほど、ずっと前年割れが続く。その理由を、ガリバー自動車研究所所長の鈴木詳一氏は「都市部への人口集中による車離れや買い替えサイクルが長くなり、新車が売れず下取り中古車も減っているから」と説明する。 (snip) こうした東北での中古車の特需は、半年から1年ぐらいは続くものと予想される。仮設住宅に入居でき、義援金の支払いなどで当面の生活に目途がつけば、被災者の目も次は車に向いてくるからである。とはいえ、ほかの地域の販売台数は依然として前年割れとなっており、マーケットの苦戦は長引きそうな気配だ。