winlockpwn
『推測の困難なパスワードを設定してもWindowsのスクリーンロックが数十秒で強制解除される?』(EnterpriseZine),推測の困難なパスワードを設定していれば、ログオン状態のWindowsを不正な操作から守るのにスクリーンロックはとても効果的でお勧めなのだが、じつはこのスクリーンロックを数十秒で強制解除される問題が修正されることなく、今も野放しになっている。 そして、この強制解除の問題が起きる直接の原因となっているのがIEEE1394なのである。 (snip) 2008年、Adam Boileau氏が、IEEE1394経由で、接続先のメモリに格納されているユーザ認証処理を行う部分を書き換えて、ログオン画面やスクリーンロックのユーザ認証をパスワードなしで強制解除する実証用スクリプト「winlockpwn」を公開している。もちろん、メモリを読み書きできるという問題を注意喚起するためである。 (snip) つまり現時点では、セキュリティ更新プログラムをインストールしたり、推測の困難なパスワードを設定したりしても、この手法を用いたユーザ認証の強制解除を防ぐことはできない。そもそも、この手法はIEEE1394のOHCI(Open Host Controller Interface)規格にある機能を悪用していることから、修正される見通しは今のところない。