Emoji
『絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第4回 — 絵文字が引き起こしたUnicode-MLの“祭り”』(CNET Japan),絵文字の幼稚さ、文化的な偏りへの不快感–MLで議論されたこと (snip) そこで1002通のメールの中から、前述マゴウワンによる3種類の指摘すべてに関わり、さらに絵文字の国際提案にも関わる議論として、「国旗」に関するトピックをご紹介します。 (snip) 日本の文化に深く依存した10の国旗–選ばれた10カ国の恣意性 国旗についてまず最初に指摘されたのは、選ばれた10カ国の恣意性でした。国際規格としてのISO/IEC 10646は多くの国の総意で収録が決まります。そうした日本以外の人々がこの10カ国の国旗を見たらどう思うのか、という問題です。 (snip) 「互いが平等」という国際規格の原則から発するこうした反発は、まさにマゴウワンが言った「文化的な偏りへの不快感」そのものと言えるでしょう。言語と地域は1対1で対応しない このホイッスラーの指摘については「イギリス英語とアメリカ英語の区別は重要視されず、そうした区別を始めればインド英語、オーストラリア英語、ジャマイカ英語の区別まで必要になってしまう」という反論が出ますが、以下のようなホイッスラーに賛成する意見が寄せられます。英語をあらわす最もふさわしい文字は「en」だ。必要に応じてアメリカ英語は「en-US」、ジャマイカ英語は「en-JM」にすればよい。国旗は言語を意味する、人気はあるけれど劣った方法である。(12月23日、ダグ・イーウェル、アメリカ)さて、問題が深まりました。ここでは言語と地域だって1対1で対応しないことが指摘されています。