Emoji

『絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第4回 — 絵文字が引き起こしたUnicode-MLの“祭り”』(CNET Japan),絵文字の幼稚さ、文化的な偏りへの不快感–MLで議論されたこと (snip) そこで1002通のメールの中から、前述マゴウワンによる3種類の指摘すべてに関わり、さらに絵文字の国際提案にも関わる議論として、「国旗」に関するトピックをご紹介します。 (snip) 日本の文化に深く依存した10の国旗–選ばれた10カ国の恣意性 国旗についてまず最初に指摘されたのは、選ばれた10カ国の恣意性でした。国際規格としてのISO/IEC 10646は多くの国の総意で収録が決まります。そうした日本以外の人々がこの10カ国の国旗を見たらどう思うのか、という問題です。 (snip) 「互いが平等」という国際規格の原則から発するこうした反発は、まさにマゴウワンが言った「文化的な偏りへの不快感」そのものと言えるでしょう。言語と地域は1対1で対応しない このホイッスラーの指摘については「イギリス英語とアメリカ英語の区別は重要視されず、そうした区別を始めればインド英語、オーストラリア英語、ジャマイカ英語の区別まで必要になってしまう」という反論が出ますが、以下のようなホイッスラーに賛成する意見が寄せられます。英語をあらわす最もふさわしい文字は「en」だ。必要に応じてアメリカ英語は「en-US」、ジャマイカ英語は「en-JM」にすればよい。国旗は言語を意味する、人気はあるけれど劣った方法である。(12月23日、ダグ・イーウェル、アメリカ)さて、問題が深まりました。ここでは言語と地域だって1対1で対応しないことが指摘されています。

June 5, 2009 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

再襲撃(?)

『ネイバージャパン、新検索サービス「NAVER」を6月15日に限定公開』(CNET Japan),ネイバージャパンが6月15日より、新たな検索サービス「NAVER」のクローズドベータ版を開始する。また,絨毯爆撃のようなアクセスを行う出来の悪いbotが来襲するのか? 親会社のNHN Japanごと119.235.224.0/20をまとめてbanしておいたほうが良いのかも…

June 5, 2009 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>

阿呆であること

『アホであることの大切さ』(MAKE:Japan Blog),UVA MicrobiologistのMartin A. Schwartz は、Journal of Cell Scienceに面白い記事を書いている。彼が言うところの “創造的愚” の大切さに関する内容だ。ひとつには、学生たちが、研究がいかに難しいものであるかを、まったく教えられていないことだ。特に重要な研究を行うことは、ものすごく難しい。ものすごく厳しい科目を取るよりも、ずっと難しい。なぜ難しいのかと言えば、研究とは未知の物事への没頭だからだ。自分が何をしているのかすらわからない。答や結果が得られるまで、自分の疑問は正しいのか、正しい実験を行っているのかすらわからない。 (snip) 2つ目は、私たちが、学生を創造的愚者に育てるための十分な努力をしてないことだ。つまり、自分が馬鹿だと思えないならば、心底努力していないということだ。ここで言うのは “相対的な愚かさ” ではない。クラスの他の学生が資料を読み考察し試験でAを取ったが自分は取れなかった、という話ではない。また、非常に才能ある人々が、その才能を発揮でいない職場で働いているといった話でもない。科学は、自分自身の “絶対的愚” と対峙する要素を含んでいる。自分が馬鹿(阿呆)であることを認識するのは重要(かつ,必要)だと思うけど,自分が馬鹿(阿呆)であることを何かの言い訳にしてはいけないとも思う…

June 5, 2009 · Ryusuke KIKUCHI <ryusuke.kikuchi@gmail.com>