Webアプリの脆弱性の責任
『第1回■ぜい弱性がなくならない本当の理由(わけ)』(ITpro),Webアプリケーションのセキュリティ事件の原因がぜい弱性にある場合,多くのユーザーは責任は開発企業にあると考えるのではないだろうか。多くの発注者は,いまだに「専門家に任せているのだから大丈夫」という意識でいるようだ。 しかし契約論的に言えば,責任は開発企業ではなく,Webサイトの運営企業にある。 (snip) 開発会社が負うべき責任は「発注仕様どおりに開発する責任」であり,その発注仕様にセキュリティ要件が記載されていなければ,ぜい弱性があっても契約は全うしたことになる。